みなさん、こんにちは
新年度が始まっても新型コロナは落ち着かず大変な日々が続いていますね・・
皆さんも日々様々な対策を行っているかと思います。
(勿論新型コロナに関わらず風邪などの他の病気も要注意ですが)
新型コロナの感染方法は「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」とされています
外出時はマスクをしているから大丈夫という方も、知らず知らずの内にウイルスが付いているものに触れ、手に付着することがあります
(飛沫感染であれば正しくマスクを着用していれば大体は予防できます)
自宅に帰りマスクを外した後や、食事を取るとき、口や鼻を触るとき等々、手についているウイルスから感染してしまうことがあります。これが「接触感染」です。
よく「手洗いを!」と言われるかと思いますが、これは感染を予防する上でとても重要なことなのです
しかしながら、正しく手洗いを行わないとウイルスを洗い流すことは出来ません。不十分な手洗いで満足して、口や鼻を触ってしまい感染してしまった・・・では意味がありません
そこで
本校の看護学生が小児看護学実習で取り組んでいた、小児期のこどもに伝える感染予防対策の一例を紹介します。
「ただしい手洗いで病気を予防しましょう」
学童期の7歳のこどもに向けて(援助計画)
( かわいいポスターができています)
[方法]
学童期なので、ある程度の内容は理解できるため、正しい手洗いの手順や、手洗いを行う必要性を説明する。
①「今から手洗いについて話をするんだけど、〇〇君はいつもどんな時に手を洗う?」
児童が、普段どんな時に手を洗っているのか。また必要な時に手洗いができていない場合はどんな様子かを確認する。
②「そうなんだね。手には、見えないけどたくさんのばい菌がついていて、そのばい菌が鼻や口から入ってきて、からだの中で悪いことをして、熱が出たりするんだよ。それに、手にばい菌がついたままだと、そのばい菌がいろんなところに移動して、ばい菌が広がってしまうんだよ。」
(絵を動かして大切な箇所を力強く伝えます)
③「だから、〇〇君の体をばい菌から守るために、今から 正しい手洗いのやり方を一緒にやってみようね。」
(援助者も一緒にすることで、手洗いの大切さを伝え、手順も一緒に確認することができる)
④「手洗いの前に、手のどんなところに汚れが残りやすいと思う?」
(絵を見て、汚れの残りやすい箇所を一緒に確認する)
(手洗いの前に、汚れが残りやすい所を確認し、意識して手洗いを行うことができる)
⑤手を流水で濡らす。
・石けんをつけ、手のひらを洗う。
・手の甲を指の間も含めて洗う。
・指の間、指を洗う。
・親指のまわりも洗う。
・指先、爪を洗い、手首を洗う。
・流水で石けん成分をしっかりと流す。
・ペーパータオル等で手指の水分を押さえ拭きした後、手首から肘にかけて同様に押さえ拭きする。
⑥手洗いが終ったら、「〇〇君の手、すごくきれいになったね。こんなにきれいな手だったら、もうばい菌もいなくなってるね。これからは今日みたいな手洗いを自分で頑張ってみようね。他にも手洗いが上手にできていない人がいたら教えてあげてね。」
幼児期の3歳児には、模倣できるようにポーズで表現します。
アルコール消毒液があるなら、手洗いと併用することでより完璧になります
※アルコール消毒液は予防効果は高いですが、手荒れの原因にもなりますのでハンドケアも確りと行ってくださいね
皆さんもただしい手洗いを行なって、しっかりと予防しましょう