蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚の深部から皮下脂肪にかけて細菌が感染することで起こる炎症です。この病気は、適切な治療を受けないと重症化することがあるため、早期発見と予防が重要です。この記事では、蜂窩織炎の症状や予防法について詳しく解説します。
- ●蜂窩織炎とは?
- ●蜂窩織炎の症状
- ●蜂窩織炎の治療法
- ●蜂窩織炎の予防法
- ●まとめ
●蜂窩織炎とは?
難しい漢字で読みにくいかもしれませんね。「ほうかしきえん」と読みます。蜂窩織炎は、主に黄色ブドウ球菌や溶連菌が原因で発生します。これらの細菌は、傷口や虫刺されなどから皮膚に侵入し、感染を引き起こします。感染が進行すると、皮膚の深部や皮下脂肪にまで炎症が広がります。
●蜂窩織炎の症状
初期症状としては、皮膚の赤み、腫れ、痛みが現れます。これらの症状は、感染部位が熱を持ち、触れると痛みを感じることが多いです。進行すると、発熱、寒気、関節痛、倦怠感などの全身症状が現れることがあります。重症化すると、感染が血流に乗って全身に広がり、命に関わることもあります。
筆者も蜂窩織炎にかかった際は、初期症状としては腫れはそこまでではなかったものの激しい痛みを感じ病院へ行きました。私の場合は左手中指の傷口から細菌が侵入したようでした。病院で治療を受けたものの次の日には左手がパンパンに腫れあがりました。
その時の写真がこちらです。
これは病院で注射による抗菌薬治療を受けた翌日の写真です。治療を受けてこの腫れ具合なので痛みを我慢し病院に行っていなかったら・・・と思うとぞっとします。1週間ほどの間は物を掴んだりすることはできず、服や何かが患部に軽く触れるだけで痛みを感じていました。
●蜂窩織炎の治療法
軽症の場合は、経口抗菌薬を使用して治療します。医師の指示に従い、規定の期間しっかりと薬を服用することが重要です。重症の場合は、入院して静脈注射による抗菌薬治療が必要になることがあります。また、自宅でのケアとして、感染部位を清潔に保ち、適切な湿布や包帯を使用することが推奨されます。
●蜂窩織炎の予防法
日常生活での予防策として、皮膚を清潔に保つことが重要です。特に、傷や虫刺されがある場合は、早めに適切な処置を行い、感染を防ぐことが大切です。また、免疫力を高めるために、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることも効果的です。
筆者の場合は左手中指に傷があり、患部に絆創膏を貼っていたのですが、日中に剝がれてしまいそのまま傷口をむき出しの状態にして過ごしていたところこのようなことに・・・忙しい時でも傷口はしっかり保護しておきたいですね。
●まとめ
蜂窩織炎は、早期発見と適切な治療が重要な病気です。皮膚の異常を感じたら、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。また、日常生活での予防策を実践することで、感染リスクを減らすことができます。健康な生活を送り、蜂窩織炎から身を守りましょう。