みなさん、こんにちは
秋が深まり、朝晩の冷え込みも日増しに強ま ってきましたね
このような時期から、増えてくるのがマラソン大会です
先々週の日曜日にはOKAYAMAマラソン2019、先週の日曜日にはKOBEマラソン2019が開催され、多くのランナーが日本各地を走り回っています
今回のブログでは、マラソンランナーに起こりやすい障害について注目したいと思います
マラソンで生じる痛みの大半は、オーバーユース、つまり使いすぎによって生じるもので下半身に出てきます。
その中でも最も多いのが、腸脛靭帯炎、別名ランナー膝です。
走り慣れていない市民ランナーに起こりやすく、一度なってしまうとなかなか治りにくい障害です。
腸脛靱帯炎の原因や改善方法などについて説明していきたいと思います。
① 膝のどの部分に生じる痛み?
膝の外側にある腸脛靭帯と呼ばれる部分です。
この腸脛靭帯は、腸骨(骨盤の骨)から大腿筋膜張筋として始まり、脛骨(スネの骨)に付着しています。
② なぜ、痛みが生じるの?
繰り返される膝関節の屈伸動作で、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆(太ももの骨)の間で生じる摩擦が原因です。
腸脛靭帯につながっている大腿筋膜張筋や大殿筋の緊張が強くなると、この部分で摩擦が生じやすくなります。
③ どんな人に生じやすいの?
- 過度な練習をしている人
- 硬い地面ばかり走ったり、硬い靴を履いている人
- 筋肉の柔軟性が不足している人
- O脚気味だったり、左右の重心移動が大きい人
④ 痛みの改善方法は?
- ランニングの前後に、大腿筋膜張筋から腸脛靭帯にかけてのストレッチングを行う。
- ランニングを行う際は、大腿筋膜張筋から腸脛靭帯にかけてキネシオロジーテーピングを行う。
- ランニングのフォームとして、足の親指側に体重が乗るように走る。
- ランニング後は痛みの強い部分にアイシングを行う。
腸脛靭帯炎で悩んでいる人、腸脛靭帯炎そのものを知らなかった人、いろんな方がおられると思いますが、
参考にしていただければと思います
みんなで、痛みを感じることなく、日本各地で開催されているマラソン大会で楽しく走りましょう
また、美作市スポーツ医療看護専門学校の柔道整復スポーツトレーナー学科では、マラソンランナーを応援・サポートする目的で、
来月の12月8日(日)に開催される『さようマラソン&ウォーク』でスポーツケアを実施する予定になっています
出走を予定されている方は、体育館内で実施するスポーツケア(ストレッチングやテーピング)を是非ご利用ください
昨年の『さようマラソン&ウォーク』スポーツケア活動の様子はコチラ⇒https://www.msmn.ac.jp/archives/6167