みなさん、こんにちは
高校3年生は夏の県総体も終わり、ほとんどの高校生が部活動を引退し、高校卒業後の進路について具体的に考え始めてるのではないでしょうか?
そこで気になるのが、自分が目指す職業が10年後、20年後の未来に残っているのかということですね!
最近はICTやAI(人工知能)等の進化で、さまざまな仕事がオートメーション化、無人化、セルフサービス化しています。
駅の改札機、高速道路のETC、銀行のATM、街にあるパーキング、お店のセルフレジなど、例を挙げれば切りがありません。
今回は柔道整復師の仕事が10年後、20年後にどのようになっているかを考えていこうと思います。
☆ どんな職業がなくなっていくの?
「近い将来なくなる職業」を予想する上で、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授の論文「雇用の未来」は有名です。
『雇用の未来』https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
この論文以外にも、さまざまなところで「近い将来なくなる職業」について述べられています。
具体的な職業が気になる方は、『なくなる職業』『残る職業』などのキーワードで調べてみてください。
たくさん出てきます。
そこで、なくなりやすい職業となくなりにくい職業の特徴をまとめました。
<なくなりやすい職業の特徴>
○ ロボットで代用できる商品製造作業
○ データ通信・電子化で賄える作業
○ AIが評価・判断できる作業
<なくなりにくい職業の特徴>
○ 人間の感情を読み取る必要がある作業
○ 創造性が必要な作業
○ AIが評価・判断できない作業
☆ 柔道整復師の仕事はなくなるの?
上記の特徴と柔道整復師の仕事を比較してみました。
[柔道整復師の仕事とは?]
● ケガの状態の評価・判断
柔道整復師が使用できる超音波画像診断装置の進化やAIの進化で、現状よりは正確に評価・判断できるようになるかもしれませんが、ヒトの評価・判断の必要性がなくなることはないでしょう。
● ケガに対する施術(整復・固定・後療)
固定においては3Dプリンターの進化やサポーターの改良により、現状のギプスや包帯による固定が変わるかもしれませんが、整復と後療は代用ができないのではないでしょうか。
● 加療期間中・治癒後の指導管理
状況に応じて変化する指導内容をAIに判断させるのは可能かもしれませんが、ヒトが実演を交えて行った方が効率的なのではないでしょうか。
10年後20年後、ICTや人工知能(AI)などの発展が進んでも・・・
人をみて判断する・施術する・指導する柔道整復師のお仕事はなくならないと思います。
f逆に少子高齢化がさらに進み、機能訓練指導員としての仕事も増えてくることが予想されます。
近い将来、ICTや人工知能をうまく利用して、今以上に効率的に柔道整復師業務ができるようになることを願います!