みなさん、こんにちは
待ちに待ったワールドカップ2018ロシア大会が開催されました
先日行われたサムライブルーの初戦では2対1でコロンビアを制し、日本各地で盛り上がりを見せています
果たして、どこの国が優勝カップを手にするのでしょうか
この大会でもキーポイントになってくるのは、2018年のW杯から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)
ではないでしょうか
撮影技術が高くなってきている現代において、テレビの映像を見ている私たちは、競技場の審判より正確な情報を得ているかもしれません
そのために、今まで少なかった誤審騒動などが増えてきているのではないでしょうか
特に世界規模の大きな大会では、ビデオ判定を用いるスポーツ競技が増えてきています
そこで、今現在どのスポーツ競技で、どのようなビデオ判定システムが導入されているかを少しまとめてみました
ニュアンスなどの違いで、ん?と思われる方もいるかもしれませんがご了承下さい
競技名、制度名、ビデオ判定を用いるタイミング、またそれを確認する人、ビデオ判定が使える回数、ビデオ判定が開始された年、という点についてまとめています
<競技名> サッカー
<制度名> ゴール・ライン・テクノロジー(GLT)、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)
<タイミング> GLT⇒ボールがゴールラインを越えたかどうかの判断VAR⇒ゴール判定、PK判定、一発レッドカード、選手誤認など
<確認する人> GLT⇒コンピュータが判定し、審判員のみに伝えられるVAR⇒VAR主審1人とVAR副審3人
<回数> 必要に応じて
<開始年(国際) > GLT⇒2012年、VAR⇒2018年
<競技名> 野球
<制度名> リクエスト制度
<タイミング> 本塁打の確認、本塁のクロスプレイ、アウト・セーフの判定など
<確認する人> 審判員
<回数> 各チーム、1試合で“失敗“2回まで(延長戦に入った場合は1回追加)
<開始年> 2010年⇒本塁打の確認、2016年⇒コリジョンルール、2018年⇒リクエスト制度
<競技名> テニス
<制度名> チャレンジシステム
<タイミング> インorアウトの判定など
<確認する人> コンピュータで判定される
<回数> 各選手、1セットで“失敗”3回まで
※タイブレイクに入ると1回追加される
<開始年> 2006年
<競技名> バレー
<制度名> チャレンジシステム
<タイミング> ボールのインorアウトの判定、ブロッカーのボールコンタクトなど
<確認する人> 審判(副審)
<回数> 各チーム、1セットで“失敗”2回まで
<開始年> 2014年
<競技名> バスケットボール
<制度名> ビデオ判定
<タイミング> 2Pシュートと3Pシュートの判定、アウトオブバウンズの判定、ブザービーターの成立、ゲームクロックトラブルなど
<確認する人> 審判員
<回数> 必要に応じて
<開始年> 2016年
<競技名> ラグビー
<制度名> テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)
<タイミング> インゴール内でのボールのグラウンディングボールをグラウンディングする動き、またはボールがデッドになる際における、タッチ、またはタッチインゴールゴールキックが成功したかどうか、疑いがある場合マッチオフィシャルがトライにつながる、またはトライを妨げる反則がおきたかもしれないと考える場合不正なプレイ(罰則を含む)など
<確認する人> 審判委員会から指名を受けた者
<回数> 必要に応じて
<開始年(国内)> 2014年
<競技名> アメリカンフットボール
<制度名> インスタントリプレイ
<タイミング> 得点に関わるプレイ、パス、デッドボールとルースボール、キック、ターゲティングなど
<確認する人> 審判員
<回数> 最大2回
<開始年> 2017年
<競技名> 大相撲
<制度名> ビデオ判定
<タイミング> 物言いが付いたとき
<確認する人> 審判長
<回数> 必要に応じて
<開始年> 1969年
<競技名> ショートトラックスピードスケート
※ ショートトラックのイラスト見つからなかったです
<制度名> ビデオ判定
<タイミング> 進路妨害や転倒原因を明確にする必要があるとき
<確認する人> 審判長
<回数> 必要に応じて
<開始年> 2006年
こうして見ると、多くのスポーツ競技でビデオ判定が用いられていることがわかります
スポーツトレーナーを目指そうと思っている人にとっては、スポーツ競技それぞれの競技特性やルールを熟知しておく必要があります
また、スポーツ観戦する場合においても、スポーツ競技それぞれのルールをしっかりわかっている方が断然楽しめます
この記事がそのようなきっかけになればと思い、作成させていただきました
では、残りのワールドカップ予選2試合での日本の活躍、決勝トーナメント進出をみんなで期待しましょう