4月に比べ、日に日に新型コロナウイルス感染者数も減少しており、医療逼迫(いりょうひっぱく)は緩和されつつあると報じられていましたが、予断を許さない状況は変わりありません。
「今は怪我をしても病院にはあまり行かない方がいいのかな?」
「骨折した場合、病院に受け入れてもらえるのかな?」
と心配される方もいるのではないでしょうか
そこで、改めて目を向けて欲しいのが、接骨院です
接骨院は、江戸時代から、医師や病院が足りない頃から、庶民の健康の下支えをしていました。
江戸時代の当時、医師は非常に少なく、怪我の手当てもままなりませんでした。
その時、骨折や脱臼などの怪我を見ていたのが、いわるゆ『骨接ぎ・ほねつぎ』と呼ばれる人達でした。
当時、「接骨術・整骨術」とよばれたものは、「二宮彦可」(整骨範)、「各務文献」(整骨新書)と呼ばれる方々が体系化していきました。
また、有名な方では、始めて麻酔で手術をした「華岡青洲」も『整骨法図説』※という書籍を書かれており、整骨術の治療をしておりました。
※『華岡青洲整骨法図説』(京都大学附属図書館所蔵)を引用・改変
今、病院の機能がパンクしそうになっている時こそ、接骨院・整骨院を利用してみては、如何でしょうか
接骨院には、柔道整復師と呼ばれる、医師や歯科医師と同じく厚生労働大臣が認可を出す資格を持つ医療従事者が働いています。
柔道整復師は、いわゆる怪我の専門家です
家で鈍った体を動かそうとして、腰を捻った。肩を痛めた。でも、病院は、新型コロナ感染症がありそうで行けない。
そういう時こそ、接骨院です
また、保険適応外ですが、体のコンディションを整える為に、ストレッチやトレーニングをしてくれる所もあります。
さらに、接骨院によっては、チャイルドルームを併設して、お母さん方が施術を受けている間、お子様達を遊ばせる事もできるコーナーがあったりもします。
勿論、医療に携わる人間として、衛生管理には非常に気をつけています
接骨院は開業する時には、保健所からの検査が入っているので、安心して下さい。
皆さんも一緒にこの困難を乗り切って行きましょう
本学に於いても附属整骨院があります
近隣の方は一度利用してみて下さい